アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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VS能勢元(公認会計士)氏訴訟、12月14日証人尋問

本紙側(本紙と代表の山岡俊介個人)と公認会計士の能勢元氏(=冒頭写真。「東京フィナンシャル・アドバイザーズ」=下写真は東京・永田町は自民党本部横の入居ビル=代表)との間で、報じた記事を巡り、名誉棄損にもとづく損害賠償請求訴訟で争っている民事訴訟だが、大詰めを迎えいよいよ12月14日(水)午後1時10分から5時まで証人尋問があるので報告する。
本紙側が名誉棄損とされている箇所は5箇所。
①原告(能勢氏)が証券取引等監視委員会(SESC)の強制調査を受けたがどうか。
②原告が「White Knight Investment Limited」(ホワイト ナイト インベストメント リミテッド)なるアフリカ大陸の東側に浮ぶタックスヘイブンの島国・セーシェル共和国に所在するファンド会社のオーナーかどうか。
③原告は相場操縦事件で有罪判決を受けた「ワシントングループ」の河野博晶氏と親しいかどうか。
④原告は詐欺で有罪判決を受けた広末哲也氏を仕事で使っている(ホワイト ナイト関連の)かどうか。
⑤原告を批判する記事を書いていたメディアや探偵(元刑事)を懐柔したかどうか。
原告側の証人は能勢氏本人のみ。
 本紙側は山岡本人と、他に当時、広末氏と一緒に仕事をしていた関係で、広末氏は確かに能勢氏の下ホワイト ナイト引受けの増資の件で動いていたと陳述してくれたA氏。それに、ホワイト ナイトの増資でワシントン・河野氏割当分の一部を引き受けた際、能勢氏とだけしか送金手続きの際に話をしていないと同じく陳述してくれたN氏の2人を予定していた。
ところが、裁判官はなぜか能勢氏側の12月14日が空いているとの言い分を優先。10月26日の裁判官控室での打ち合わせにおいて、その場に出席した本紙・山岡はこの場で急に決められても予定証人の都合もあるので困ると主張したが、裁判官は自分は来年春に異動になるので年内に証人尋問しないと判決文が書けないといった理由も述べその場で12月14日に決定。懸念通り、A氏もN氏もその日は出張予定でどうしても都合がつかず出廷できなくなった。
そこで本紙側は止む無く新たに別の2人に証人を頼み、当事者には了解を得ている。
1人は証人予定だったN氏と懇意で、N氏がホワイト ナイトに投資した際の報告を詳細に聞いていたM氏。N氏の代わりとしてだが、その結果、このM氏はホワイト ナイトへの投資をN氏に勧めた人だったので、(1)そもそもN氏が投資した分は、ワシントンの河野氏に割り当てられた分である、(2)同じく能勢氏が関係を否定する広末氏と川上八巳氏の紹介で、この2人と同行し、能勢氏の事務所で能勢氏と会ったこともあるなど、N氏では証言できない内容も「陳述書」(以下に転載)に書いてもらい、それらも証言してもらうことになった。
もう1人は、本紙で既報の通り、能勢氏がSESCの強制調査を受けていると聞いているだけでなく、ホワイト ナイトに山口組系組織のカネも5000万円投資されており、その元組員からホワイト ナイトは能勢氏のファンドと聞いているとの陳述書を書いてくれているもう一人のM氏。本紙では、その陳述書コピーが誰かの手により組事務所に送付され、元組員からM氏に問合せの電話があったことも報じている。なお、そこの組長は現在、抗争事件で勾留中だ。ついでに言うと、本紙を提訴する一方、現在、逮捕・勾留中のブラックジャーナリスト・佐藤昇容疑者が書いていた能勢氏記事はすべて削除されており、警視庁四谷警察庁は能勢氏から事情を聞いている(以前の記事では事情聴取の模様としたが、間違いない)。
ごく最近まで広末氏と懇意で、ファンドの専門家であり、多くの物証を示し極めて論理的な陳述書を書いてくれたA氏が証言できなくったのは誠に残念だが、新たな2人の証言もひじょうにインパクトのあるものと思っている。
法廷は東京地裁508号室。
興味のある方は、是非傍聴いただきたい。
なお、可能性は低いものの、この間、こちら側の代理人弁護士がコロナに罹ったなどの事情から証人尋問日が変更になったりすることも。その場合は必ず12月12日(月)中に変更のお知らせを出すのでご注意いただきたい。
(*以下、新たな証人になったM氏の「陳述書」。個人情報で支障ある部分は伏せている)

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