バイオ燃料事業をようやく開始した「ソルガム・ジャパン・ホールディングス」(6636。JQ。東京都品川区)は12月12日、増資に関してIRした。
約6億円の第三者割当増資と、すべて行使されれば約5億9500万円の新株予約権で、引き受け先は共に100%、アフリカ大陸の東側に浮かぶ島国・セシェール共和国の「White Knight Investment Limited」という投資会社。株主は100%、南谷猛氏なる人物。同社は13年11月設立で、売上げ高は900万円(年)に過ぎない。
希薄化率は約30%で、第三者割当増資分だけでも予定通り払い込まれれば、このWhite Knightが11・11%で筆頭株主に躍り出る。新株予約権もすべて行使されれば、その割合は約20%に。
払い込み期日は12月28日だが、すでに兜町界隈の事情通の間では、あの大物仕手筋のダミーではないかと見られている。