本紙側が、疑惑に関する記事を書いたところ、能勢元氏(冒頭写真。公認会計士。「東京フィナンシャル・アドバイザーズ」代表)個人に提訴され、現在、記事削除の仮処分と、本訴訟(損害賠償請求など)を争っているのは本紙既報の通り。
その仮処分の方で、本紙側は能勢氏の真相(裏側の)を知り得る関係者(仮にA氏とする)から「陳述書」を得ることが出来た。
すでに裁判所に提出済で、ある意味、公的な文書である。しかもこのA氏は証人に出るといってくれており、すでに本訴の方でももっと如実な「陳述書」を書いてもらっているし、証人出廷は裁判所が拒否しない以上確実だ。証人出廷となれば、その内容が虚偽の場合は偽証罪に問われるわけだから、このA氏の陳述書の記載内容の信ぴょう性は客観的に見ても高いと見ていいだろう。
本紙が報じ、真実性を争っている主な疑惑とは、当時、上場していた「ソルガム・ジャパン・ホールディングス」の疑惑絡みで能勢氏の関係先も証券取引等監視委員会(SESC)の強制調査を受けたか、それから海外匿名ファンド「White Knight Investment Limited」(ホワイト ナイト インベストメント リミテッド)の実質、持ち主かの2点。
A氏は「陳述書」で本紙寄りの陳述をしてくれているが、それに加え、White社に山口組系組織が資金を入れていたことまで暴露。したがって、能勢氏は利益供与している可能性さえあるとも述べている。
以下、その「陳述書」を公開する。
なお、その山口組の組織名などいろいろ支障のある部分はイニシャルなどに止めている。