報告が遅くなったが、「ソルガム・ジャパン・ホールディングス」(6636。JQ。東京都品川区)は8月2日、「有価証券報告書の提出見込みについてのお知らせ」と題するIRを出し、上場廃止基準に抵触する本日までに有価証券報告書を提出できないため、上場廃止になることを明らかにした。(冒頭写真=期待のバイオ燃料になると商品化を謳い、株価材料に散々利用され、社名にもなっているソルガムという植物)
本紙は、ソルガムは長年“危ない上場企業”ながら資金調達を続け延命、それは同時に反社会勢力も関わって仕手化していると見て、この間、精力的に報じて来た。
今回の上場廃止の契機になった証券取引等監視委員会(SESC)の強制調査についてもいち早く報じ、また強制調査に至ることになった背景にある重大疑惑の「相場操縦疑惑」や、「買収した『アズシステム』」の件もスッパ抜いた。