アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(94回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(8月6日~8月10日)&MY注目銘柄

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■プロフィール 投資歴18年、出版社勤務の兼業投資家。投資に必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」、3に「ファンダ」だと考えており、勝ってもおごることなくたえず反省を繰り返し、安定して資産を増やす投資を心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は22,525円と、先週末比-188円安で引けた。先週は日本では日銀会合、米国ではマインド系指数の代表格・ISM景況感指数、そして雇用統計と大型イベントがわんさかあり下げ目線でみていたが、結果は小幅な下げにとどまった。今週はどう動くか?
 今週、株価を大きく揺れ動かすのは、8月9日からワシントンで開催される「日米新通商協議(FFR)」で間違いないだろう。我らが日本は、欧州のようにうまくいなせるか? それとも中国のように反目し合って貿易戦争の渦に引き込まれるか? 現時点で筆者は、欧州以上のソフトランディングで着地するのではないかとみている。しかし、これはあくまで着地に関しての見解で、自動車関税に関して、米国がブラフを賭けてくる可能性はじゅうぶんあるので警戒感をもって臨みたい。トランプ大統領に関しては、事が済むまで何を言い出すか分からない怖さがある。(横写真=「産経」7月31日記事)
日本に関して米国が、貿易問題で強硬にでてこないと考える根拠は、結局中国だけに照準を絞っているのが明確だから。米国は中国に、ハイテク分野で主導権を取らせたくない一心で、強硬策にでているものと考えている。現在、米中の貿易摩擦の現状は「緊張緩和を目指して協議再開予定」となったまま、高官級の協議は2ヶ月もの間行われていない状況。米国は中国に恫喝を繰り返し、「交渉の場にでてこい!」と吠えているだけだ。
そんな狂犬チックな米国も、けっして世界中を敵に回して貿易戦争がしたいわけではない。貿易戦争に経済的なメリットが薄い(※悪影響を及ぼす可能性のほうが高い)ことは、誰がどう考えても明らかで、それは米国とてわかりきった話だろう。となれば、今週はここまでの悪地合いに負けて、好決算にもかかわらず上がっていない銘柄を拾う作業に入ってもよいと考えている。FFRの行われる金曜日までは、経済指標で大きなものがないこともあり、夏枯れも相まった、様子見相場に終始する可能性が一番高いが、地合いはそれほど悪いものにはならなそうだ。
こう考えるのは、先週から日本市場において変化の兆しがでているからだ。先週火曜日の日銀会合後、好決算発表後の企業はしっかり株価を上げているように感じる。これは先週まではまったく感じなかった。また、テクニカルの項に詳細を後述するが、先週は売買代金が久方ぶりにしっかり膨らんだ(一時的なものでないことを祈る)。海外勢も3週連続で日本株を買い越している!
そんななか、気になる点は2つ。1つ目は夏枯れムード。例年、甲子園が始まったあたりから9月中旬までは、米国株がわかりやすく下げる地合いとなる。欧米ファンドは8月、夏休みを取る向きが多く売買は盛り上がらず、その後、休み明けから9月中旬までファンド勢の決算前の利益確定売りがでることが多いのだから当たり前だ。日本市場の売買は7割ちょい海外勢であり米国や欧州が下がれば日本株も連れ安は免れない。今年は年初から株価が上がっていないこともあり、そこまで大崩れするような展開にならないとみているが、毎年のことなので警戒感したい。
2つ目は日経平均の通期予想EPSが上がってこないこと。1Q決算は先行き不透明感から、通期の業績を上方修正するのは難しいことはわかる。ただ、円安効果が大きくあったにもかかわらず、一時1700円台に乗せた日経平均予想EPSは、8月3日時点で1670円だ。事前の大手証券の予想では、2019年度決算業績は、前年比数%のプラスを見込んでいたはずだ。よってこの数値は、今週もウォッチを怠れないだろう。ちなみに6月の日銀短観では想定為替レートは107円26銭となっているので、為替差益は出やすい状況は続いているのは追い風である。

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