アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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罪を認識も即日控訴か。横領の一部は反社へ返済ーー反省無き三浦瑠麗元夫に懲役6年の実刑判決(一審)

 大手マスコミ既報のように、1月14日、投資会社「TRIBAYCAPTAL(トライベイキャピタル)」(東京都千代田区)代表だった三浦清志被告(45)が業務上横領容疑に問われた事件の判決が東京地裁であり、坂田威一郎裁判長は「自己の利益を図るための身勝手な犯行で、動機に酌量すべき事情は乏しい」と述べ、三浦被告に懲役6年の実刑判決を言い渡した(検察は8年を求刑していた)。
三浦被告は2019年10月、兵庫県福崎町で進めていた太陽光発電事業を行うための特別目的会社に出資された10億円の内4億2000万円を、自分がこの特別目的会社の職務執行者で自身が預金管理をしていたことを幸いに、部下にトライベイへ送金させ、これを別の事業の借金返済などのために流用したとされる。
ところが、事が発覚すると、三浦被告はトライベイは業務委託契約書を結んでいた(それも開発契約報酬の内容で。だが、この太陽光発電事業は頓挫したのだから報酬をもらえるはずがない)とバックデートで偽造文書を作成するなどしていたというのだから、確信犯であることは明らかだろう。
にも拘わらず、無罪を主張し続け、即日控訴したというのだから呆れる他ない。
呆れるのは、それだけではない。
横領した4億2000万円の一部は、自身の別の事業の借金返済に流用したと前述したが、その内の1億5000万円は反社会勢力ないし企業舎弟と言ってもいい者へだった。
しかも、三浦被告はこの者と”義兄弟”といってもいいほど親しく、かつ、この者も太陽光事業にも関係している上、有力政治家にも食い込んでいたこと、この三浦被告の事件は東京地検特捜部が手掛けたことなどから、特捜部の本当の狙いは「大樹総研」で、その布石ではないかとの見方さえ出ている、
一方、三浦被告が国際政治学者・三浦瑠麗氏と離婚したのは逮捕後のことだ。瑠麗氏の会社はトライベイと同居していたが、彼女は三浦被告の事業のことは一切知らないと言っていた。
しかし、彼女は太陽光事業を認可する経産省を繋ぐ財団法人の客員主任研究員で、同法人が彼女を有名にしたと言っていいし、その彼女はトライベイの広告塔役を務めていた。また、彼女も前述の反社会勢力と言ってもいい者と面識があったこと、さらには前出・大樹総研の顧問だったとの証言も。
そうしたことを思えば、三浦瑠麗氏は今回事件とまったく無関係とは思えないし、三浦被告の実刑が確定、服役する可能性が高いことも思えば、なおさら大手マスコミ復帰などあったとしても先の先の話でないとおかしいのではないか。
本紙では三浦元夫婦のこれら事実、疑惑を独自に数々報じて来ていた。以下に、その主な記事を再度紹介しておく。
これを機会に見てもらえれば幸いだ。

(本紙の主な過去関連記事)

〇反社会勢力との関係
三浦瑠麗夫が堕ちた背景――企業舎弟との関係(2023.3.07)

反社会勢力と繋がる者に巨額借金までしていた三浦瑠麗夫・清志被告(横領分で返済)(2023.4.20)

〇太陽光発電利権全体との繋がり
三浦瑠麗夫会社に家宅捜索??太陽光発電利権の政・官・反社など癒着の闇へメス!?(2023.1.21)

音声録音記録が物語る――「太陽光発電利権の闇」と三浦瑠麗夫の密接関係(2023.2.09)

「上海電力の『手先』」とまで指摘される「ワンアジア証券」元日本人社長――許振東、三浦瑠麗ダンナにも通じる(2023.8.30)

〇三浦瑠麗氏の繋がり
三浦瑠麗夫婦と太陽光発電事業認定・経産省を繋ぐ財団法人(清志容疑者、起訴に)(2023.3.29)

<ミニ情報>「本紙指摘の三浦瑠麗夫婦と太陽光発電事業認定・経産省を繋ぐ財団法人事務所が閉鎖へ」(2023.4.23)

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