アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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三浦瑠麗夫が堕ちた背景――企業舎弟との関係

 東京地検特捜部が本日7日、国際政治学者・三浦瑠麗夫で、太陽光発電など再生可能エネルギ―に関する投資、コンサル会社「TRIBAY CAPITAL」(トライベイキャピタル。東京都千代田区)代表の三浦清志容疑者(43)を太陽光発電事業に絡んで「META Capital」側から預かった4億2000万円の業務上横領容疑で逮捕したのは大手マスコミ既報の通り。
東京地検特捜部は今年1月、トライベイや三浦容疑者の関係先を家宅捜索していた。
ところで、三浦容疑者は無罪を主張しているという。
確かに、三浦容疑者の東大卒、外務省キャリアだった経歴、妻は大手マスコミで売れっ子だったことなど思えば、いくら民間企業に転じたとはいえ、一般には、そんな者がその社会的に高い地位を失うような犯罪をやるとは思えない。「再生可能エネルギープロジェクトの開発というリスクの高い業界にあって、当初予定された利益を生み出せなかった点については反省すべき点はありますが」との三浦容疑者のコメントを聞くと、運悪く事件に巻き込まれたのではないかとも思える。
だが、三浦容疑者と親交のあった者は、本紙の取材にこう答える。
「そもそも山っ気のある奴だったが、ひじょうに賢いし、物事を慎重に進めていた。それがすっかり変ると共に、羽振りがよくなったのは、企業舎弟のS氏と”義兄弟”のようになってからでしょう。
それにそもそも感覚も普通ではなかった。自分が東大卒だから、警察、検察始め各界トップに仲間がいるから、自分は悪いことをしても捕まらないと豪語していましたから」
ちなみに、社名のトライベイは、「トライアングル」のトライ=△=三角の「三」、「ベイ」=湾=「浦」ということで付けたそうだ。
その三浦容疑者、トライベイは2014年7月設立だが、並行して、ドイツ系の太陽光発電事業を行っている「S」(東京都港区。昨年11月解散)の社長を兼務していた。
ところが、2017年3月に「解任」されている。

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