アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(895)「和円商事の本多社長、インタビュー受け、『謎』といわれるのは心外」と

組んでいると思われている筋が一方で買い、一方で売りを出しており、筆者は真偽をわかりかねている。
情報元への約束で銘柄名は伏せておく。
そんななか、『FACTA』最新号(10月号)が「和円商事」の本多敏行社長の独占インタビューを載せている。
著作権があるので内容は明らかにできないが、少し付け加えておく。
「北日本紡績、プラコー、三ッ星は、複雑に法人、個人、ファンドが入り乱れており……」(要約)という箇所があるが、その通りだ。しかし、北日本紡績を買い集めていた篠原猛氏(春日電機事件で逮捕)と本多氏はただ1度会っただけでなく、株絡みで取引したことがあることを筆者は確認している。そして、プラコーの筆頭株主は兜町では有名な外務員だが、そのプラコー株は筆頭株主へ担保提供されている可能性がある。また、三ッ星は大物投資家トンピン氏も関わっているものの、アダージキャピタル有限責任事業組合は継続売りしておりその実態はよくわからない。
一方、別件だが、「東京衡機」(7719。東証スタンダード。東京都大田区。旧テークスグループ)に新たな動きが出て来た。
仕手筋が手替わりする度に経営陣も変更となっているが、約20年前はワシントングループの河野博晶氏が実質支配していた。そして前オーナーは中国筋の「アジアゲートホールディングス」だった。このアジアゲートは以前A.Cホールディングスという社名で、そのころは河野氏が同社オーナーだった。河野氏から中国系に変わった時、河野関係の役員、社員は解雇となった。河野氏と中国筋は組んでいたのかと疑いたくなる。
余談だが、河野氏は今、東京地検特捜部が東京五輪汚職で捜査している中心人物の高橋治之被告の実弟でイーアイー代表だった高橋治則氏と組んでいたが、治則氏が亡くなった時は関連銘柄が暴落するのではないかと悲観されたものだ。

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