「アジア開発キャピタル」(9318。東証スタンダード)は7月22日、体調不良のため、アンセム ウォン氏は社長を辞任、代わって、今年2月から取締役になっていた木内孝胤氏(55)が社長になったとIRした。アンセム氏は取締役も退任予定。
本紙既報のように、しかし、木内氏といえば、先の参議院選挙で「維新」公認で出馬(落選)したが、選挙中、煽り屋のウルフ村田とコラボして何をやっているんだと一部から顰蹙を買った御仁。なぜ、そんな木内氏が?
もっとも、アジア開発キャピタルといえば、昨年、「東京機械製作所」(6335。東証スタンダード)株を買い占め、わが国の「経済安保」上からも注目された投資会社。儲かれば何でもアリとも言われ、一方の木内氏にしても元証券マンで、自身も「TKコーポレーション」代表として仕手株を買い漁っていることから、そうしたなかでの人的繋がり、実績が評価(?)されてのことなのか。