東京医科大に便宜を図った見返りに、息子を裏口入学させてもらった贈収賄事件で、東京地裁は7月20日、収賄に問われた文科省元学術政策局長の佐野太被告(62)に懲役2年6月、執行猶予5年、贈賄に問われた同大前理事長の臼井正彦被告(81)に懲役1年6月、執行猶予4年など、被告4人全員に有罪判決を下したのは大手マスコミ既報の通り。
本紙がこの事件に注目するのは、佐野被告は逮捕されたのに、臼井被告は在宅起訴で済み、それは安倍晋三氏が首相時、法律をねじ曲げてまでも黒川弘務東京高検検事長(当時)を検事総長にしようとしたものの、結局、麻雀賭博で辞任となり出来なかったが、この安倍氏の“負の遺産”の一つであるあの黒川氏に在宅起訴で済むように頼んだお陰と証言する音声記録を本紙は入手、公開していた関係からだ。