アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「maneoマーケット」元社長怪死――矢島・黒川元検事長の蜜月関係を物語る音声録音

 久々に、6月8日に日比谷公園で死去した、「maneoマーケット」元社長・瀧本憲治氏(冒頭写真)の件をお届けする。
死去直後には他殺説も出ていたが、自殺だったことは間違いない。
それでも本紙が未だ“怪死”との表現を取り続けるのは、何らかの圧力を加えて自殺に追い込む手法もあり、それが事実だとしたら単なる自殺とはいえないからだ。
自殺前、瀧本氏はカネを持ってなかったといわれる。
maneoマーケットが運営するソーシャルレンディングで集めた資金の返済が滞り投資家に集団提訴され、金融庁から業務改善命令を受け信用失墜。瀧本氏は社長を追われる。19年9月には保有する8割超の株式を「Jトラスト」(8508。東証2部。東京都港区。藤澤信義社長)の筆頭株主「NLHD」に売却するも、その売却額は約2億円。maneoマーケットは約1600億円集めたことを考えれば微々たるものだ。
だが、本紙はその後の取材で、瀧本氏は主に3社のダミー会社でmaneoマーケットの資金を着服しその額は軽く100億円以上あったと聞いている。そんな者が、そして瀧本氏のような性格の者が自ら死を選ぶわけがないというのが瀧本氏を良く知る者の一致した見方だ。
そこで本紙は注目すべき事実を掴んだ。
「テラ」(2191。JQ。東京都新宿区)に関する金融商品取引法違反容疑(インサイダー)で、証券取引等監視委員会(SESC)などが現在、捜査を行っているが、その件で瀧本氏は音声録音記録を提出していた。そのなかに、政官界にとってひじょうに不都合な内容があった。
そして、その一つが、あの麻雀賭博で辞任、その後、単純賭博罪で罰金20万円の有罪になった黒川弘務元東京高検検事長に関する内容だった。

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