さて、(上)記事では、「エイベックス」(7860。東証プライム。東京都港区)子会社が直経営する東京・六本木のナイトクラブ「SEL OCTAGON TOKYO」(セルオクタゴン東京)は、そもそも怪しい人物が韓国の最大クラブだった「オクタゴン」を仲介、そして現在もその人物がエイベックス側から委託を受けクラブ運営に関わっているが、まさにこの韓国の本家オクタゴンを仲介する際のトラブルで、今年8月、東京地裁に提訴されていた(事件番号は令和4年ワ20339号。民事31部)ことを報じた。
この(下)記事では、この人物がどれほどいかがわしいか具体的に解説するが、本紙が言いたいのは、エイベックスは上場企業ながらそんな人物と関りを持ち、今も運営を任せているのはいかがなものかということだ。
実は本家のオクタゴンは2020年3月に閉店している。
コロナ禍でのことだが、実際は相続された会社運営を巡り息子2人の争いが絶えなかったことが原因とも。
東京のオクタゴンがオープンしたのが19年2月。むろん、こちらもコロナ禍の影響を受けるなか一度閉店し、20年10月にリニューアルオープンしているが、この時はすでに本家の方は解散。また、(上)で述べたように、20年1月には、同名別会社の「オクタゴンジャパン」が設立され、現在、ここが運営を請け負っている事実と、彼らのいかがわしさを思えば、エイベックスはキチンと韓国のオクタゴンと話を付けているのか? 今後、新たなトラブルが発生しないのか懸念される。