大手マスコミの一部は先週半ば、銃殺された安倍晋三元首相の後継として、山口県下関市の吉田真次市議(冒頭写真左人物。38)に、来年4月にも予定されている衆院山口4区補選で安倍氏後援会が擁立を打診、内諾を得たと報じている。
本紙が得た情報では内諾どころか、すでに決定。しかも、とりあえず補選候補ではなく、完全にポスト安倍としての擁立と聞いている。
「昭恵夫人が12月16日(金)から19日(月)まで下関市に帰郷していましたが、あの間の18日(日)、安倍後援会の伊藤会長と昭恵夫人が吉田市議と会い、本人の意思を確認した。そうしたところ、山口補選はむろん、その先の衆議院選挙では、林芳正外相と争う可能性もあるが、本人は、それでも”争って勝ち抜くつもり”旨、明言したことから即決。それで12月27日(火)にも、本人は”安倍氏後継”の記者会見を開くそうです。その際、再度帰郷し、昭恵夫人が同席する可能性もあります」(事情通)
それにしても、安倍氏銃殺後、早々に昭恵夫人は補選への出馬を否定したものの、安倍氏後援会は一貫して昭恵夫人を推して来た。配川博之元公設第一秘書(現・顧問)など安倍事務所側の思惑もあってのことだ。
昭恵夫人は山口4区補選に出ないことを安倍派会合でいったものの、後援会の席では出馬を否定しなかったからだ。ところが、いつまで経っても出馬有無につきハッキリさせない上、安倍事務所の年内解散についても後援会側に何ら相談せずマスコミに公表したことから、ついに安倍事務所と後援会との関係にまで亀裂が入り、3大安倍後援会組織の1つ「同志会」が反発して解散を決めたことは本紙既報の通り。
そんななか、急転直下、昭恵夫人に代わり、吉田市議が浮上した。どういうことか?