アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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東京地検特捜部が狙う遠山前衆議院議員――「アマナスグループ」会長側近企業監査役に安倍前首相側近が就いていた理由

 東京地検特捜部による捜査は、太陽光関連会社「テクノシステム」(横浜市)生田尚之社長の融資詐欺事件から、公明党前代議士・遠山清彦氏(冒頭写真)の元秘書の貸金業法違反(無登録)容疑、さらには遠山氏自身に共犯の容疑が出て来ている。
特捜部はさらにその先を狙っているのか注目されるが、その上でも大いに注目されるのが、テクノシステムの元顧問で、遠山氏秘書との間で、日本政策金融公庫からの融資につき、融資を受けたい業者の紹介を少なくとも100件以上やり自身手数料をもらったことに加え、遠山氏側に数百万円渡した疑惑まで出ている牧厚氏(「朝日」に続き、翌8月14日「東京新聞」も遠山氏側に数百万円の疑惑ありと報道)。
この牧氏、「アマナスグループ」なる団体の会長を名乗り、同グループの政治団体専務理事として遠山氏以外にも多くの政治家と接点を持っていたからだ。
未だ本紙だけしか報じていないが、その牧氏だけでなく、牧氏側近の関係先も8月5日、東京地検特捜部は家宅捜索している。
この側近も、牧氏同様、融資の紹介をした疑いがあるからだ。
そして、その疑惑の側近が代表を務める企業(下関市)の監査役に、安倍晋三前首相の地元における“国家老”といってもいい前田晋太郎下関市市長(横写真右人物)が、設立時から市長に当選するまで就いていた。そう、安倍氏の「桜を見る会」前夜祭の疑惑につき、「応援していた地元支援者を招いて何が悪い」旨述べ物議を醸したあの人物だ。
その前田市長辞任後も、同じく安倍氏シンパの下関市市議が監査役に就いていた。これは単なる偶然なのか?
地元事情通が、どのようにして前田市長は接点を持ち、前田氏の後を継いだ市議がなぜ20年4月に辞任したのかについて語ってくれたので追加報道する。

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