アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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ポスト岸田有力候補・林外相に対する焦りか――まん防のなか密かに帰省していた安倍元首相

 大手マスコミでは一切報じられていないが、安倍晋三元首相は1月15~16日の土日にかけ密かに山口県に帰省していた。
「長門市内の父・晋太郎元外相の墓参りをした後、下関市に移動。後援会関係者宅を回っています。この年末年始は帰っておらず、昨年10月に岸田政権が発足。安倍さんは、地元ライバルの林芳正氏は媚中派だとして反対したものの、岸田首相は最側近の彼を外相に起用。また安倍さんは10月の衆議院選挙で前回の約10万5000票から約2割も減らしている焦りから、コロナ禍、帰省を強行したのでしょう」(地元事情通)
帰省したのは、山口県にすでに新型コロナのまん延防止法が適応されている渦中。しかも、山口県がそんな事態になったのは、米軍岩国基地が感染源とも見られている(岩国基地関係感染者数は累計1160名以上。沖縄に次いで多い)。
「米国追従で米軍にも何も言えないのが原因とも。その代表的政治家が安倍さんなのに、不要不急の外出は率先して控えるべき政治家が、まん防真っただ中に自己都合で県境をまたいで大移動しあいさつ回り!? 批判されて当然ですよ」(永田町関係者)
それ故、大手マスコミは忖度してあえて帰省を報じないのか!?
もっとも、安倍氏が焦るのもわからないわけではない。
 次回衆議院選挙では、山口県は「一票の格差」是正のため定数が1つ減り3つになる。その結果、安倍氏と林氏(岸田派。先の衆議院選挙は宇部市を含む山口3区から出馬。安倍氏は下関市を含む4区)が同じ山口県新3区(下関市、宇部市など)で激突する可能性もある。
「若手の高村正大財務政務官(麻生派)が次期衆院選には出ず、地元首長に鞍替え出馬し、安倍・林激突は回避する可能性大。しかし、中選挙区時代は林氏の父・義郎元蔵相は下関、安倍氏の父は長門を地盤にしていた。それを譲って林氏は参議院に転じていたのだから、首相をやった安倍氏は比例区に回り、林氏に下関市のある選挙区を返すべきとの声が地元では大きい。それに下関市は林一族が交通機関など経営しており支持者は多い。県議会議員にしてもほとんどが林派で、激突すれば林氏が勝つ可能性が高いんですから」(前出・地元事情通)
それにしても、なぜ安倍氏は前回選挙で約2割もの票を減らしたのか?
森友、加計、桜などの疑惑、犯罪が影響したことも大きいが、別の地元事情通はこう見る。

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