アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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ついに完全復帰した安倍元首相公設秘書――あの「桜」問題の(+杉村太蔵氏が下関市に)

 安倍晋三元首相の公設第1秘書だった配川博之氏(冒頭右写真)が、例の「桜を見る会」前夜祭の夕食代約3022万円につき、自分の独断で後援会の収支報告書に記載しなかったとして、政治資金規正法違反(不記載)で略式起訴され、100万円の罰金刑に問われたのは2020年12月24日のことだった。そして、同日付けで公設秘書を辞任。
ところが、早くもそれから4カ月も経ず、密かに復帰し、地元・山口県下関市の安倍事務所(=自民党山口県第四選挙区支部)に出入りしていると「赤旗」が報じたのは21年4月4日号においてだった。本紙でも5月8日、地元事情通の証言を紹介して後追い報道していた
もっとも、さすがに完全復帰は無理で、21年10月の衆議院選挙では以前のように配川氏が陣頭指揮を取るわけにもいかず、専らリモートで指示を出すだけで、それが安倍氏が前々回の約10万5000票から約2割も減らす大きな要因になったと見られる。その焦りからか、安倍元首相は今年1月、まん延防止法の渦中に密かに帰省していたことは本紙既報の通り
ところが、今年3月に入り完全復帰していたことがわかった。

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