アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(848)「最新仕手情報」

 いよいよ本日には、「東京機械製作所」の臨時株主総会があり、株買い占めを「アジア開発キャピタル」が行っている件で、既存株主への無償増資を認めるかどうかで実質、白黒が着くことに。この件はまた追って報じるが、この2カ月ほどハコモノ仕手株が相次いで賑わってきている。
アジア開発の株買い占めにも噛んでいると見られる北京大学青鳥グループの元代表・許振東氏が実質オーナーと見られる「普済堂」が筆頭株主の「アジアゲートホールディングス」(1783。JQ)、「ニッチツ」(=冒頭写真。7021。東証2部)、「フーバーブレイン」(3927。マザーズ)、「マーチャント・バンカーズ」(3121。東証2部)、「アスコット」(3264。JQ)など。また、今後の賑わいが予想される銘柄として「シンニッタン」(6319。東証1部)、「三光マーケティングフーズ」(2762。東証2部)が上げられる。
ちなみに、アジアゲートの4位株主(『四季報』21年2集)には3・0%で「原田文雄」なる人物がいるが、この原田氏は現在、太陽光発電事業で復活している元地上げ屋原田秀雄氏と兄弟(?)との指摘もある仕手筋ではないか。
それにしても、証券取引等監視委員会(SESC)は相場操縦には寛容なのか? グループでの相場操縦、不正な増資には見て見ぬふりか? それとも、仕手筋といっても大物ではないからか? SESCに限らず、日本の司法は大物を摘発してこそ組織の存在感をアピールしたいということか? おかげで小物(?)にとってはやりたい放題ということか。

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