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あの“ケチッて火炎瓶”の影にも怯える!? 地元での安倍元首相衆院選第一声で、元市長が応援演説取り止め

 いよいよ第49回衆議院選挙は昨10月19日に公示され(31日投開票)選挙戦に突入した。
その19日、安倍晋三元首相(67。山口4区。当選9回)は地元・山口県下関市に帰省しており、下関駅前にほど近いオーヴィジョン海峡ゆめ広場で第一声を上げた。
集まった支持者は約1300名と広報されている。
「政治の役割は雇用を守り、創ること。経済のV字回復に向け思い切った政策を進めて行く!」などと語った安倍氏。
自分だけでなく妻が関係していたら首相どころか議員も辞めるとタンカを切った「森友学園」、秘書が有罪判決を受けた「桜を見る会」前夜祭事件に関しては一切触れなかった。
森友問題では公文書の改ざんを指示された財務局職員・赤木俊夫さんが自殺。桜を見る会の方では、安倍氏の指示を仰がず独断で後援会の収支報告書に記載しなかったとして有罪になった元公設秘書が私設秘書として安倍事務所に復帰しているのだから、触れられないのは無理ないだろう。
ところで、安倍氏が地元で第一声を上げるのは、麻生太郎首相時代の2009年8月の衆議院選挙以来12年ぶりになる。
この間、7年8カ月の長期に渡り首相を務め、超多忙だったことを思えば無理もないが、しかし、同じ山口4区から出馬しているライバルは「れいわ新選組」の竹村克司氏(49)と無所属の大野頼子氏だけ。共に新人で、竹村氏は現役プロレスラー、大野氏は山口新聞、住友生命元社員。大野氏は2017年参議院選挙で出馬しようとして取り辞めに。共に政治的実績もなく、言い方は悪いが泡沫候補と言ってもいい。
そんななか、なぜわざわざ地元に帰り第一声なのか?
しかも本紙が得ている情報では、「数日で地元を離れるものの、すぐまた戻り、選挙中はほぼ地元に張り付くと聞いています」とのことだ。

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