アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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発信会社社長は自民党本部に出入り――野党中傷ツイッターアカウント「Dappi」は自民党のダミーか?

「読売」や「産経」は一切無視。他の全国紙もわずかに報じているだけなので、まだまだ知らない読者もいると思うので報じる。
記事タイトルの「Dappi」とは、ツイッターの匿名アカウント。2019年6月から開始し、フォロー数はわずか294なのに、すでにフォロワーは17・2万人もいるからその影響力は大きい。
ところが、このDappi、冒頭の菅義偉前首相に関するツイート内容のように与党側はベタぼめする一方、野党に対しては数多くの誹謗中傷内容をツイート。なかでも、森友問題で近畿財務局職員だった赤木さんが自殺したのは野党議員2人のせいといわんばかりのツイートをした(=下右写真。*門田隆将氏に関してはココをクリック)ことから、その立憲民主党の小西洋之、杉尾秀哉両参議院議員は10月6日にDappiの発信を行っている会社に対し損害賠償を求め東京地裁に提訴したが、それに先立ち、発信者情報の開示を求めて訴訟提起するなかで、この発信会社が判明した(ただし、プロバイダー会社は発信会社と実際の投稿者は別との発信会社代理人弁護士の言い分を公表)。
 ところが、この発信会社の取引会社のなかに、自民党党友の年会費集金代行業務を目的に1977年に設立され、過去、石原慎太郎、福田康夫元首相、久間章生、船田元、さらには甘利明幹事長、岸田文雄首相などが代表に就いていたことが判明。現在も山本有二元農水相が代表を務めている。
そんなわけで、「背後に自民党がいるのではないか?」とSNS上では話題になっていた。
そこに持って来て、「しんぶん赤旗日曜版」(10月24日号)が、一方の発信会社の代表は自民党本部事務総長の親戚を名乗り、自民党本部や国会などに出入りしていたことがわかったと報じたのだ。

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