アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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常連店亭主が証言――「私は、甘利幹事長秘書が工事受注見返りで300万円受け取るのを見た!」

甘利明氏(72。当選12回。麻生派)が、岸田新政権で自民党幹事長に就任したのはご存知の通り。
しかし、甘利氏といえば、6年近く前、甘利氏事務所に賄賂1200万円を渡したという重大疑惑が浮上し東京地検特捜部が動いた(下写真=『毎日』16年1月29日記事)。当時、本紙でも報じている。結局、甘利氏も秘書も不起訴になった(当時、麻雀賭博で辞任した黒川弘務氏は法務省官房長で報告を受けていたという)とはいえ、安倍第2次内閣から就いていた第3次内閣での経済財政相を甘利氏自ら辞任しているし、自身一部の金銭授受は認めていた。
それもあり、「甘利氏が今ごろ幹事長に就く資格なし!」と怒り心頭の地元民から、本紙は疑惑の証言を聞くことが出来た。
既に時効案件とはいえ(だから、証言するとのことでもあった)、甘利氏の金権体質が垣間見られる重要な証言であると思うので以下、報告する。
 証言をしてくれたのは、甘利氏の選挙区内の某飲食店亭主。
甘利氏の現在の選挙区は神奈川県大和市、海老名市、座間市などの神奈川13区。そして、中選挙区時代はこれに相模原市も加わっていた。そして、この店には甘利氏の父・甘利正氏(元衆議院議員)が通っていた関係で、甘利氏も来ていたという。それは甘利氏の秘書も同様。
そして、亭主はカウンター越しに、甘利氏の秘書が、ある業者から分厚い紙袋を受け取り、帰り際、秘書がポケットにしまうところを目撃したというのだ。
甘利氏が労働大臣に就いていた時のことだという。
いくら常連の店とはいえ、余りに大胆過ぎて信じがたいが、亭主はあっけらかんとこう呟く。
「当時から、そこまでいっちゃっていた(神経が麻痺の意)。あんなの(約6年前の1200万円の件)氷山の一角でしょう。だけど捕まらない。政治家だから。小者ばかり捕らえる」

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