本紙は一昨日、経済再生担当相を辞任した甘利明代議士の金銭授受疑惑には、もう1人別の国会議員が関与しているという有力情報があり、飛び火する可能性があると報じたが、その通りになりそうな雲行きだ。週明けにも具体的な名前が話題になり、甘利代議士辞任で収束との安倍政権の読みは吹っ飛ぶのではないか。(冒頭写真=「毎日」1月29日記事)
もっとも、そのダメージを少しでも和らげるためか、この間、今回の疑惑のキーマンとされる人物の名前が、やはり事情通の間では囁かれている。
今週発売の『週刊新潮』に代表されるように、すでにこの間、今回の疑惑がいかに筋ワル=甘利代議士はハメられたのではないかという論調で、告発した「薩摩興業」(千葉県白井市)総務担当・一色武氏が元右翼(「青嵐同志会」=東京都八王子市=所属。解散)で、背後には暴力団がいるのではないかとの素性に関する情報が出回っているが、このキーマンの名前が上がっているのも同じ狙いとの見方がある。
流しているのは、公安筋とも。
そして、そのキーマンと、来週にも名前がクローズアップされそうなもう1人の自民党有力国会議員も親交があるといわれている。