アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

投資詐欺で逮捕の「西山ファーム」に、“資金供与”していた「ソフトバンク」

 大手マスコミ既報のように、愛知県警は10月17日、投資詐欺で岡山県の農作物生産会社「西山ファーム」(破産手続き中)の社長・山崎裕輔容疑者(40)の逮捕状を取る(海外逃亡の模様)と共に、伊藤弘敏容疑者(37)ら5人を逮捕した。(冒頭写真=「FNNプライムオンライン」記事映像より)
同社はクレジットカードで果物などの商品を購入すれば、海外への商品転売などで元本保証や配当を約束するといい、全国930人から約133億円を集めていたという。だが、実際には海外に転売した形跡はなく、被害総額は10億円以上あると見て調べていると言う。
愛知県警は19年5月、この西山ファームを出資法違反(預かり金の禁止)容疑で家宅捜索していた。
本紙ではそれを機会に、すでに資金繰りがほぼ行き詰まっていたとみられる19年2月中旬、大手携帯電話会社「ソフトバンク」が、怪しいと認識しながらも、社員のために購入するとの西山ファーム側の言に従い2000台近くの携帯電話契約を結んでいた事実を報じていた。
西山ファームの目的は、キャッシュバックの1億円近くを得るためで、結果的にしろ、同社を延命させ、それだけ被害も大きくする懸念があると報じていたが、今回の詐欺容疑での逮捕で、その懸念がハッキリした格好だ。
当時、本紙に情報を提供してくれた者は、今回逮捕の報に聞き、

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧