アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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本紙VS中務氏訴訟のお寺ーー「正圓寺」元住職に懲役2年6月の実刑判決(一審)も控訴

久しぶりに、大阪のお寺乗っ取り疑惑報道で、本紙VS中務稔也氏の名誉毀損訴訟に至っている「正圓寺」(阿倍野区)のネタ。ちなみに、この中務氏は詐欺師奥平陸氏と仕事仲間で、現在、第3者委員会が調べている「ピクセルカンパニーズ」(2743。東証スタンダード)の疑惑のカネの流れにも関与。また「ミュゼプラチナム」の怪しい人脈とも接点がある。
大阪地裁は10月7日、元住職の辻見覚彦被告(57)に、詐欺容疑などで懲役2年6月(求刑は懲役4年)の実刑を言い渡した。
これに対し、辻見元住職は控訴したという。
これまでの経緯を知らない読者は、お寺乗っ取り疑惑ということは、住職は被害者のはずで、それがなぜ逮捕、実刑と思われることだろう。
興味のある方は、本紙過去記事をご覧いただきたいが、辻見元住職はお寺敷地内に特別養護老人ホームを建設しようとしたものの、杜撰な計画で資金難に。そのスキを事件屋などに突かれ、資金を用意してあげるなどと言われ、お寺所有地移転の虚偽売買契約書作りに協力するなどした結果。辻見元住職自体が主導したわけではない。
いずれにしろ、こうした経緯のなか、中務氏が代表の「ゼフィア」なる不動産会社がお寺敷地のすべてを所有。現在、その一部は仲間と思われる会社に移転。そして中務氏は本当の善意の第三者に転売しようとしている
当初は辻見住職(当時)らとお寺再建を約束していた中務氏。ようやく正体を知った辻見元住職は、反撃しようとしているとの見方も。それは宗教法人「正圓寺」の法人登記簿にも見て取れる。

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