アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<ミニ情報>「ピクセル」案件で、吉田社長・中務・奥平氏を繋いだ”事件屋”

 本紙でも既報のように、証券取引等監視委員会(SESC)に疑義があるとして調査されていることが発覚、株価が一時急落し、関係者の間で大騒ぎになった「ピクセルカンパニーズ」(2743。東証スタンダード。東京都港区)。
その最大の疑義は、ピクセルの吉田弘明社長(冒頭写真中央人物)が、個人的な3億5000万円の返済に、ピクセルの資金を使ったのではないかという点で、そこでは吉田社長と、その3・5億円を貸した「ユニテックス」(大阪市浪速区)の中務稔也代表(同左人物)、それに法人としてのピクセルの資金3・5億円を受け取った「GOD」の奥平陸オーナー(同右人物)の三位一体ぶりが注目されているわけだが、もう1人重大な人物が関わっていることがわかった。
関係者によれば、そもそもピクセルの吉田社長と中務氏、そして中務氏と奥平氏を繋いだのは同一人物で、それは「古西経治」氏とのことだ。
そう、本紙と中務氏は、大阪のお寺「正圓寺」の乗っ取り疑惑報道で係争中だが、そこにも登場。お寺側に中務氏と共に詐欺容疑で刑事告訴(横右写真)されていた人物だ。
このお寺乗っ取り疑惑は『週刊新潮』も実名こそ伏せているが、2回に渡り「マネー欄」で報道(横写真)。その際、中務氏のことを、「事件屋のスポンサーとして知られる人物」と記しており、そこでいう“事件屋”が古西氏、その“スポンサー”が中務氏を指していた。同記事では、古西氏について「山口組系暴力団ともパイプを持ち」とも記されている。
「2人は古くからの知り合い。東京・六本木の宗教法人『湖雲寺』の地上げでも連携していました。今回疑義が出ているピクセルの3・5億円のカネは、宮古島のリゾート開発のための前渡金として『GOD』に出ているわけですが、古西もこのリゾート開発に噛んでいます。ピクセルは奥平とトラブルになり撤退したが、その後も中務・奥平・古西は宮古島案件をやっていました。今回のお寺乗っ取りの件は事件化(古西氏の仲間である南野潤二・西村浩被告が逮捕に)し、中務も大阪府警から事情を聞かれていますが、その調書のなかで今も古西にカネを貸していることを認めています。
 中務は、古西のことを本人のいないところでは“詐欺師”と言っています。にも拘わらず、関係が続いているのは、何か弱みを握られているからではないでしょうか」(事情通)。
(*横写真=古西氏が代表のプロクスパートナーズから、お寺の知らない間にお寺(正圓寺)の所有権が中務氏が代表の別会社「ゼフィア」へ移動に)

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