アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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小泉首相誕生か――安倍元首相後継・吉田議員が小林鷹之議員を推す理由

本紙は憲政史上最長となった安倍政権と安倍晋三元首相(当時)を長年批判的にウォッチし続けて来た関係から、安倍後継を掲げ、後援会長に安倍氏の妻・安倍昭恵氏が就いている吉田真次衆議院議員(40。旧山口4区。1期)の動向も適時報じている。
そうしたなか、実質、次期首相を選ぶことになる自民党総裁選(9月12日公示、27日投開票)で、吉田氏が、8月19日、一番最初に総裁選への立候補を表明した小林鷹之前経済安全保障担当相(49)の支援に回ったことを知った(19日の小林氏の出馬表明に同席した24名の議員のなかに吉田氏もいた)。
その小林氏は旧二階派。なぜ、旧安倍派でない小林氏を支援なのか疑問に思い取材する中で、乱立が予定される今回の総裁選のカラクリが見えて来たので報じる。結論を先に言えば、8月30日に立候補を表明する小泉進次郎元環境相(43)と小林氏は水面下で連携しており、決戦投票では、小林氏を推す議員は小泉氏に票を投じることで決まっているというのだ。
 本紙が得た情報では、やはり来週にも立候補を表明する林芳正官房長官を吉田氏が推すとの見方もあったようだ。
「林氏の地元秘書から聞きました。吉田氏は次期選挙では比例区から出ることが決まっている。中国ブロックが有力ですが、実績のなさなどから低い順位に回らされ落選の可能性がかなりある。まして、河村建夫元官房長官の長男のように別のブロックに回らされれば落選確実。ですから、林氏秘書は“同じ山口県の地元から再び総理を!”ということで、吉田氏が林氏に“恭順の意”を現わすと思っていたようですね」(地元事情通)
ところが、吉田氏は、別の旧安倍派議員から頼まれたということで、「小林氏を推しますから」とハッキリ断って来て、林氏側はビックリしていたとも明かすのだ。
それにしても、小林氏は旧安倍派ではなく旧二階派だ。よりによって、なぜ他の旧派閥の者を推すのか?

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