本紙は10月8日、安倍晋三元首相後継を名乗り、安倍昭恵夫人が後援会長を務める吉田真次衆議院議員(山口旧4区。当選1回)が落選危機と報じている。
裏金問題で吉田氏が所属していた旧安倍派は大打撃、そこに持って来て、先の自民党総裁選では自民党山口県連は林芳正氏を推したのに吉田氏は小林鷹之氏を推薦。結果、安倍元首相支持者からも反発が。そして、次期選挙は「比例中国ブロック」とほぼ決まっていたところが、山口県連から「比例九州ブロック」を打診される事態となっていたからだ。
ところが、結果は中国ブロックからの出馬。
なぜ、一転し、中国ブロックに滑り込めたのか?
しかも、中国ブロックからの話が出た際、今回衆議院選挙から同ブロックの定員は11→10に減少。自民党への逆風で票も経るなか、そもそも比例単独は厳しいとの見方も出ていた。
ところが、同じ中国ブロックの鳥取1区選出の石破茂政権が誕生。これを支える岸田文雄前首相も広島1区選出で同じ中国ブロックということでかなりの比例票を獲得でき、自民党は定員10中5は固く、6獲得できるとの見方も。吉田氏は自民党比例単独4位なのでまず当選は間違いないとも。
この間、水面下で何があったというのか?