安倍晋三元首相の地元・山口県下関市から、安倍昭恵夫人が安倍氏後継に指名し、自らが後援会長にも就いている、吉田真次衆議院議員が、次期衆議院選挙で落選するかも知れないとの情報が聞こえて来た。
吉田議員も、ライバル(?)で、やはり下関市を地盤とする林芳正官房長官の地元事務所も、すでに6月中解散との見立てで、次期衆院選の準備に走り回っているという。
それにしても、安倍氏後継を象徴するように、安倍氏が使っていた同じ建物(下の2つの写真。安倍氏の時代は、自民党山口県第4選挙区支部でもあった)を、安倍氏時代同様、安倍氏のスポンサーだった地元大手パチンコ業者から借りている吉田氏が、なぜ落選の可能性があるというのか?
一つ目のマイナス要素は、本紙でも既報のように、山口県は次期選挙から衆院小選挙区の定員が4から3に減るなか、安倍氏が選挙区としていた山口4区が無くなり、下関市も含む新山口3区から林氏が出、吉田氏は比例中国ブロックに回ることがすでに決まっていること。
とはいえ、そこは安倍氏の後継を名乗り、安倍氏の昭恵夫人が後援会長故、「中国ブロックの自民党上位に」ということで、内々に承諾を得て、吉田氏も旧山口4区から(安倍氏死去に伴う補選で当選1回)比例中国ブロックへ回ることを承諾したというのだから、落選はまずあり得ないはずでは。
ところが、その後に飛び出したのが、例の自民党パー券による裏金事件。安倍派が安倍首相時代からやっていたという件だ。