本紙・山岡個人のX(ツイッター)でポストしたところ、大きな反響があったので、本紙の方でも報じることにした。
本紙の方が後になったのは、入手したパーティー券領収書はすべて宛名欄が空白で、誰が購入したのが不明になっていたため。
最初に話を聞いた時は、購入者は旧統一教会(世界平和統一家庭連合)関係の韓国人だが、外国人と分からないように通称名が記載されているとのことだった。
だからといって、せっかくパーティー券領収証の現物を計12枚入手したのに何も報じないのはもったいない。
そこでXしたところ、「名前だけでなく、日付や金額も記載しないなんて、我々民間企業ではあり得ない」、「何という杜撰さ。実質、寄付金(パーティーに出ない場合、税法上は寄付金扱いになる)もらっておいて」といった返信ポストが大量に来た。
そこで、そんな切り口もあるのだと教えられ、報じることにした次第。
写真のように、入手したパーティー券の内訳は、「志公会」(麻生太郎副総裁が会長)が5枚、「平成研究会」(茂木敏充幹事長)が出したものが7枚。
おわかりのように、志公会のものは5枚すべて2万円の金額があるが、平成研究会の方は7枚中3枚は金額すら記入されていない。
それに、日付が入っているのは、平成研究会の方の3枚のみ。
ただし、平成研究会の方は記載されている日付から、今年5月12日にホテルニューオータニ東京であった政治資金パーティーであることがわかる。志公会の方も、領収証に「*この催しは、政治資金規正法第8条の2に基づく政治資金パーティーです。」との記載があるので明らかだ。
このように、いずれもパーティー券領収書はすべて必要事項を記載したケースはただの1枚もないどころか、平成研究会の3枚に至ってはまったく白紙状態であることから、「これでは経理上、何でもありじゃない。あり得ない」旨のポストも見た者からあった。
また、「安倍派(二階派も捜査対象)だけじゃなく、麻生派、茂木派も捜査して欲しい」とも。
さらにいえば、「やはり旧統一教会もパーティー券を買うかたちで献金していたんだ」との納得の返信ポストもあった。
(横写真=今回のパー券問題をスクープした『赤旗』の今年11月5日号記事より)