アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「ミュゼ」が42億円資金集め計画のパンフ入手――きな臭い連中がゾロゾロ

本紙ではこの間、大手脱毛「ミュゼプラチナム」に関する記事を精力的に報じている。経営していた「船井電機」が1年ほどで抜けたが、その過程できな臭い面々の関与があり、事件化しそうな雲行きだからだ。
そうしたなか、本紙はミュゼプラチナムの広告費用を賄うため、ファンドを組成するので、そこに投資を募るとする案内のパンフレット(A4版9ページ)を入手した。
日付は今年8月1日で、申込期間は8月中。総額12億円(1口3000万円×40口)と30億円(1口7500万円×40口)の2種類(共に社債。償還は3年後)。前者は年利12%。後者は利息無で、元本は保証し、元本償還時にキャピタルゲインを支払う。
本紙既報のように、ミュゼプラチナムの運営会社は9月2日、会社分割され、現在は「MPH」(東京都港区)が行っている。同社代表は三原孔明氏で、会長は大島正人氏。
だが、このパンフが作成されたのはその前の8月1日。
ところが、このパンフではこの2人だけが事業再生メンバーとして紹介されている(冒頭左写真)。
興味深いのは、この8月時点故、そのパンフで、分割前のミュゼ運営会社「ミュゼプラチナム」の株主は66%が「GBF」で、34%が「KOC」と解説されている事実(以下にそのページ転載)。
これは、本紙既報の、当時のミュゼプラチナムの株主、福田錦哲氏がオーナーの貸金業「Ambos」(大阪市北区)の66%、「KOC・JAPAN」(東京都中央区)の34%と符合する(横写真はその際に入手した内部資料の一部)。
つまり、Ambos=GBFということになる。
このGBF、もっとも住所はおろか、株式会社か何かすら記載がなく、とても投資家向けに解説されたプロ作成の内容とは思えない。

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