アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<記事紹介>「頓挫したコロナ予防ワクチン――100億円もの補助金投入は安倍首相と懇意だからか」(筆者/本紙・山岡。『月刊タイムス』7月号)

 わが国でコロナ予防ワクチン開発に一番最初に手を上げ、株価が爆騰したものの、治験がうまく行かずすでに実質、開発頓挫している、製薬ベンチャー「アンジェス」(東証グロース上場)――創業者で、このワクチン開発責任者の森下竜一阪大教授は、安倍晋三首相(当時)のゴルフ友だちだったことは本紙で既報の通り。また、株価の爆騰には吉村洋文大阪知事も大きな役割を果たしていた。
その後、この『月刊タイムス』2月号で、本紙・山岡は、このアンジェスに破格の100億円近い補助金が投じられたものの無駄になったこと、その巨額補助金投入は森下教授が安倍氏のお友だちだったからではないかと吉田統彦衆議院議員(立憲。医師)が国会で厳しく追及していた事実を報じた。
今回、7月号でまた報じたのは、この森下教授の銭ゲバぶりが明らかになったからだ。また、総まとめの意味もあって。
森下教授、富裕層向けの「健康サロン」にも関与。その1棟丸々サロン用ビルの所有者は森下氏個人。そのサロンには、やはり安倍氏とゴルフ友だちで、あの日大背任事件で逮捕された籔本雅巳被告が理事長だった医療法人「錦秀会」も協力している。
さらに同ビルでは、ひじょうに儲かるまつげの入れ墨という美容外科的行為も。
しかも、これは本紙でもつい最近報じたが、森下教授はアンジェスだけでなく、別の医療ベンチャー「ファンぺップ」(グロース)も上場し、その実質、筆頭株主。
そして、大阪府吹田市には豪邸を、東京・西麻布にも高級マンションを所有している。
こうした事実を思えば、森下教授、私的なお金儲けに忙しく、とてもコロナ予備ワクチン開発どころではなかったのではないかと思わないわけにはいかない。
森下教授といえば、現在、発売中の『週刊新潮』のマネー欄でも、今春に誕生した「大阪公立大学医学部付属病院」の病院長を誰にするかで覇権争いが起きているが、その一方に森下氏が中心になっているベンチャー企業の新株予約権が無償で提供された疑惑も出ているとの内容が……。
3頁の記事。関心の向く方は是非、ご覧いただきたい。
(*『月刊タイムス』は1冊556円。税込み。注文は月刊タイムス社、FAX03-5269-8460へ)

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