「ピクセルカンパニーズ」(2743。東証スタンダード)の吉田弘明社長(当時。冒頭写真)が、個人的に「ユニテックス」(大阪市浪速区。代表取締役会長の中務稔也氏=73。右下写真=は、お寺「正圓寺」の乗っ取り疑惑報道で本紙と係争中)から3億5000万円借りていたところ、ピクセルカンパニーズの資金を流用し返済していた疑惑は、昨年11月13日、第三者調査委員会の調査報告書が公表され、クロ判定が出たのは本紙でも既報の通り。
そして、翌11月14日、吉田氏は代表も取締役も辞任。
しかも、この3億5000万円を借り入れる際、取締役会の承認を得ずに、吉田氏が勝手にピクセルカンパニーズに連帯保証させていた疑惑に関してもクロ判定が出ていた。これは普通に考えれば、特別背任であり、ピクセルカンパニーズは告訴すべきと思うが、未だにやっていない。民事訴訟についてもだ。
そんななか、さすがにヤバいと思った吉田氏、すでに3億5000万円を返済しているとの情報を得たので、本紙は昨年末、ピクセルカンパニーズにその真偽、それになぜ刑事告訴しないのか取材申込したが取材拒否だった。そのことは、昨年12月28日、本紙は「『ピクセルカンパニーズ』は、なぜ吉田前社長を告訴しないのか!?」とのタイトル記事で報じている。
だが、本紙が得ていた情報通り、やはり吉田氏は3億5000万円を返していたことがわかった。