アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「ピクセルカンパニーズ」特別調査委員会の結果は「クロ」――吉田社長・奥平・中務3氏に特別背任(共犯)疑惑

ピクセルカンパニーズ」(2743。東証スタンダード。東京都港区)の吉田弘明代表取締役社長(冒頭左写真)が、個人的に「ユニテックス」(大阪市浪速区。中務稔也代表=冒頭右写真)から借りた3億5000万円が、なぜかピクセルカンパニーズの連結会社「ピクセルエステート」から、同社が当時、宮古島のリゾート開発のための土地買収資金として出された4・5億円の一部で返済されるなどしていた疑惑――証券取引等監視委員会(SESC)がピクセルに特別調査委員会を設けるように要請。結果、調査がやられていたが、その結果が出たとピクセルは11月12日にIR。そして13日にはその調査報告書がIRされた。
結果は、疑惑通り、個人の借金3億5000万円を法人の資金で返済されていたことを特別調査委員会は認定した。また、この巨額の出金には取締役会の承認がいる(ピクセルが連帯保証人にされていた)が、その承認も得ていたなかったことも認定された。
もっとも、先の特別調査委員会の報告書、イニシャルだらけで誰が誰かなどよくわからない。
その点、本紙ではこの借入の際の契約書コピーを以前から入手していたことに加え、この3億5000万円を貸していた「ユニテックス」(大阪市浪速区)の中務氏個人とは、大阪のお寺「正圓寺」の乗っ取り疑惑報道を巡って係争中。また、その中務の仲間である奥平陸氏(=左横写真。ピクセルエステートからの宮古島リゾート開発資金名目が虚偽だったことが今回調査で判明)がオーナーの「GOD」なる会社がその資金の受け皿で、そのGODからリゾート開発資金としては使われず(特別損失を計上)、中務氏のユニテックにバックされていた。
調査報告書では、そのGODも奥平氏も、ユニテックスも中務氏の実名もすべて伏せられている。
しかし、こうした経緯から本紙は知ることが出来た。
しかも、これが認定された以上、常識的には、吉田氏の特別背任罪が濃厚だ。しかも、奥平氏は本紙既報のように詐欺師といっていい人物だし、中務氏はその奥平氏と懇意。さらにいえば、本紙の取材では、この3人を結びつけたのは、中務氏のこれまた仲間の事件屋といっていい「古西経治」氏なる人物。本紙が中務氏と係争中の大阪のお寺「正圓寺」乗っ取り疑惑で、共にお寺側に詐欺罪で刑事告訴されていた関係だ。
こうした事実を思えば、奥平、中務両氏は吉田氏のこの特別背任疑惑に協力、まして中務氏の場合、それで借金を返してもらえるとなれば尚更だろう。
そこで、こうした関係をわかり易くチャート図にしてみた。

また、本紙ではこの重大疑惑につき、今回の調査報告書が出る前から報じており、その見立ては基本的に合っていたことになる。
そこで、以下に、この既報の3つの記事を再掲しておく(本紙YouTube版も)。
これを読んでいただければ、今回の疑惑の概要がよくわかると思う。
それにしても、今回の調査結果が出たにも拘わらず、未だ吉田氏がピクセルの社長の座にいることは不思議と思わないわけにはいかない。常識的にはピクセルは臨時取締役を開催し吉田氏を解任、そして速やかに刑事告訴するのが筋だと思うが(奥平・中務両氏も)。どうしたことだろうか!?

「ピクセルカンパニーズ」、吉田社長の借金疑義等表面化で株価S安――本紙係争中のお寺乗っ取り疑惑・中務稔也氏からの3・5億円(2024.8.14)

証券取引等監視委員会が疑義を呈する「ピクセルカンパニーズ」案件は、吉田社長・中務・奥平氏三位一体の重大疑惑(2024.8.17)

〇<ミニ情報>「ピクセル」案件で、吉田社長・中務・奥平氏を繋いだ”事件屋”(2024.8.25)

YouTube版(24.8.20)

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