アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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あの詐欺師・奥平氏(逃亡中)とつるんでいた司法書士の名前

奥平陸氏(冒頭写真。38)といえば、本紙読者ならご承知のように、最近では「ピクセルカンパニーズ」(2743。東証スタンダード)の吉田弘明前社長の特別背任疑惑で共犯と思われる人物。
過去には上場を謳いながら実質、倒産させたり、消費税還付の虚偽申告で逮捕され有罪判決(執行猶予)も。さらには貸金業法違反(無登録業務)で有罪判決を受けた遠山清彦前衆議院議員に食い込み、同事件で家宅捜索を受けたことも。また、奥平氏は山口県下関市の出身で、同氏が代表の企業監査役に前田晋太郎市長、安倍晋三元首相の後継を名乗る吉田真次衆議院議員が就いていたこともあった。
ところが、本紙既報のように、その奥平氏の実態は詐欺師と言ってよく、本社ビルが競売となり、今年夏に東京都台東区のビルで7億円を詐取したと思われ、その挙句ついに行方不明に。債権者が必死に行方を追っている。
ちなみに、そんな奥平氏と、本紙が大阪のお寺「正圓寺」を巡る乗っ取り疑惑報道で現在も係争中の中務稔也氏(右下写真)は懇意で、前出・ピクセルが撤退した後も宮古島のリゾート開発を一緒にやっていた関係だ。
その奥平氏が2022年4月、福岡市内のA社を書類を偽造して乗っ取った件では、某司法書士がそれに協力していたことを、民事訴訟で出した自身の「陳述書」のなかでハッキリ認めていた。
しかも、その乗っ取った会社を、奥平氏は前出・中務氏に譲渡していたことから、本紙でその件を「他の乗っ取り事件にも関与してた、お寺乗っ取り疑惑で本紙記事削除仮処分申立した中務氏」とのタイトルで23年6月に報じた。
 だが、その際はその司法書士の名は伏せていた。
ところが、その後、この司法書士はたまたまその時に登記手続きを担当しただけの関係ではなく、奥平氏の顧問司法書士といってもいい関係で、前述した足立区の不動産に絡んで奥平氏にとって不都合なことからわざと登記手続きを遅らすなどの行為をしていることは判明した。
それだけでなく、本紙が奥平氏絡みで報じた、宮古島のリゾート開発に絡んだ10億円の詐取疑惑の件でも、やはりこの司法書士が担当していたことがわかった。
さらに、奥平氏の複数の案件に関わるなかで、その司法書士は奥平氏から不透明な資金が何度も渡されていることを知る証人も現れた。複数の関係者が「あの司法書士は悪過ぎる。是非、報じて欲しい」とのこと。
当局も奥平氏につき調べており、その絡みでこの司法書士に注目していることも判明した。
そうしたことから、今回、この司法書士の実名、顔写真などを以下に明らかにすることにした。
また、書類偽造を奥平氏のために意図的にやったことを自認する陳述書(3頁)を転載した。
*奥平氏、中務氏、そして下記の司法書士の情報を求めます

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