本紙では10月2日、今疑惑が出ている「ピクセルカンパニーズ」(2743。東証スタンダード)吉田弘明前社長の特別背任疑惑に関与したり、かつて自分の会社(山口県下関市)の監査役に前田晋太郎市長、安倍晋三元首相後継を名乗る吉田真次衆議院議員が就いていたり、さらには公明党の遠山清彦衆議院議員に食い込んでいたりしたことたから、注目していた奥平陸氏(冒頭写真左人物。38。右は遠山氏)なる者のグループ企業がいよいよ倒産危機か? というタイトル記事を報じている。
それから2カ月近く経過するなか、ついに所在不明になり、債権者が居場所を捜しているという情報が入って来たので追加報告する。
何でも最後の仕事として7億円を詐取し、まだ幼い子ども、妻共々、身をかわしたという内容なのだ。
前回記事では、今年5月、下関市の本社ビルが競売で人手に移ったこと、にも拘わらず、その後の7月、東京都台東区内の12階建てビル(右横写真)を、自分が代表を務める「東京エジソン」なる会社で購入したことを報じ、なぜ、そんなことができたか怪しい旨述べているが、そのカラクリが判明した。実はこれが最後の詐欺といっていい仕事で、それで逃亡用の7億円を調達したということであるようだ。しかも、これには前から共犯の可能性が指摘されていた司法書士が関与していたことも判明した。