アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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青山清利に未株詐欺で懲役5年6カ月の実刑——「おたからや」誹謗中傷事件でも暗躍

2月1日、さいたま地方裁判所において、未公開株詐欺事件の差し戻し審の判決があり、他のマスコミでは一切報じられていないようだが、青山清利被告(冒頭写真。47)に懲役5年6カ月の実刑判決が言い渡された。
この未公開株とは、健康器具販売会社「創健舎」(東京都新宿区)のこと。
同社は上場する予定などまったくないにも拘わらず、同社役員、青山被告、青山被告の部下らが共謀し、北海道、東京、大阪、熊本など26都道府県の54人から、2009年8月から10年3月にかけ、計4億2250万円を騙し取ったと見られる。
その騙しの手口だが、6900万円の被害にあった埼玉県熊谷市の無職女性(当時70)の場合、まず、創健舎の株主募集の架空のパンフレットをその女性に送付。その後、個人投資家になりすまして電話し、「上場するこの会社の株を買いたいが、紹介でないと買えない。あなたが買った後で私を紹介して欲しい」などと持ち掛けていたという。
先に同じ詐欺罪で逮捕・起訴された創健舎の役員2人、青山被告の部下4人に対しては、2013年3月に埼玉地裁で実刑判決が(その後、判決確定した模様)。
県警は首謀者は青山被告と見て、満を持して後付けで13年5月に青山被告を逮捕(右下写真は当時の報道)、そして起訴され、検察は懲役8年の求刑をしたものの、14年10月、一審判決は証拠不十分で無罪に
青山被告自身は一切表に出ず、部下を使い、何があっても知らぬ存ぜずでやって来たことからのようだ。
だが、それには元部下からも当然反発が伴う。部下だけ罪に問われ、フォローもしなければ当然だろう。
実際、その後、青山被告の関与を裏づける有力な証拠が出たようで、差し戻し審となっていた。
 そして、今回の5年6カ月の実刑判決となったわけだ。
その青山被告、差し戻し審となり、未だ被告の身だったにも拘わらず、本紙のこれまで報じた青山被告関連記事が目ざわりだったようで、昨年2月、代理人弁護士を通じて本紙に接触し記事削除を要請。応じないと、提訴を匂わせていた。それでも応じないと、代理人弁護士は金銭提供をほのめかし、挙句、本紙・山岡が青山被告との面会を要求すると、現れた青山被告は、今度は本紙記事のせいで息子がイジメに会っている、末期がんの妻を悲しませたくない、過去は反省していると情に訴えた(それでもおかしいと思い本紙は拒否。*本紙YouTube版でも報道)。だが、本紙既報のように、その裏で、新たにライバル会社のブランド品買取りなど大手「おたからや」(経営会社は「いーふらん」。神奈川県横浜市)の売上を下げるべく、これまた部下らに悪質な誹謗中傷行為をやらせているようだから悪質極まりない。
並行して、実際は何度も逮捕、有罪になっているのに、そうした事実は一切伏せ、自身をPRする書き込みもやらせている模様だ。
この「おたからや」に関する記事を契機に、すでに時効ながら、当事者から、約4億円を詐取されたとの告発も飛び出している
くれぐれも、騙されないように、ご注意いただきたい。

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