アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(815)「『プラコー』乗っ取りのその後と、筆頭株主『フクジュ』の正体」

仕手筋の買い占めにあっていた「プラコー」(6347。JQ)は、筆頭株主の「フクジュコーポレーション」(11・1%)と4位「和円商事」(4・3%)などの買いが功を奏し、昨年11月5日の臨時株主総会で経営権を握ったのはアクセスジャーナル本編でも既報の通り。
中国系仕手筋の和円商事は、やはり仕手筋の「篠原猛」氏と組んで「北日本紡績」に社長を送り込んだり、5年前に業務提携した「五洋インテックス」に第三者割当先を紹介するなど、ハコモノ企業に絡んでよく登場している。
そしてこのプラコーだが、昨年11月の臨時株主総会でかつて日興証券に在籍していたこともある古野孝志氏(冒頭写真)が新社長に就任した(なお、実現はしなかったが、昨年5月に役員が総入れ替えになった五洋インテックスの臨時株主総会提案で、当初、古野氏は取締役候補だった)。
そういえば、「クレアホールディングス」経営陣とバトルを演じている株主、「セノーテキャピタル」・岡本武之氏も日興証券出身だ。
プラコーの3位株主「令和キャピタル有限責任事業組合」(7・5%)の浅沼潔代表も相当の仕手筋で、商業用サイネジー開発・販売ファブレス企業「アビックス」(7836。JQ)、ブロックチェーン事業から撤退し化粧品通販事業単独で再建目指す「パス」(3840。東証2部)の大株主に登場したことも。パスにはフィリップ証券も株主に登場。そのフィリップ証券、旧社名の成瀬証券最後の社長が最近、ロックハラード証券社長に就任した安永博幸氏だ。彼も日興出身である。

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