「クレアホールディングス」、役員入れ替えの臨株開催へ

　本紙では、あの「ＺＯＺＯ」前社長・前澤友作氏の関与が指摘された上、ダチョウ抗体で新型コロナ銘柄ともいわれ株価が今年６月に入って急騰したことから注目している「クレアホールディングス」（1757。東証２部）――このクレアホールディングスで新たな動きがあったので追加報告する。
本紙では８月６日、株主が７月10日に役員６名選任などを求めて臨時株主総会招集請求した件につき、紆余曲折あったものの受け入れる意向である旨の記事を報じたが、翌８月７日、クレアはその通り、「招集決定をすることが相当であると考えております」とのＩＲを出す。
ところが、昨８月17日に追加で出されたＩＲによれば、同日、東京地裁より、株主による臨時株主総会の招集許可申立て事件に係る書類の送達を受けて、「本請求株主様の真意を量りかねて困惑いたしております」とのこと。
いったい、何があったというのか？
結論からいえば、この申立てにより、早ければ９月中にも、この申立てを行った「セノーテキャピタル」（岡本武之代表＝冒頭写真）側が議長を務める臨株は開催され、その提案通り、新役員６名が選任され、黒田高史クレアＨＤ社長など現経営陣は辞任になる可能性が高い。
そして、以前から、このセノーテは、弟も含めた前澤氏側のダミーとも見られているだけに実に興味深いではないか。