アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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本紙指摘通り粗品提供を理由に――臨時株主総会をドタキャンした「クレアホールディングス」取締役会

 昨日の本紙記事で指摘していた通り、株主の「セノーテキャピタル」(岡本武之代表)の粗品(=ダチョウ抗体配合のリップクリーム。税別1800円)提供を理由に、クレアは本日開催予定だった臨時株主総会を前日夜になり中止するとHPでIRした。
だが、その真意は臨株を開いたらセノーテの提案が通り、現経営陣が追い出されることがハッキリわかったからで、違法であることはまず間違いないだろう。
「前日の午後6時より、会社法306条=総会検査役選任請求権により、特に荒れることが想定される場合、裁判所の選任した株主総会検査役立ち合いの下、互いの弁護士が双方で集めた議決権行使書と委任状を持ち合い事前に集計した。その結果、セノーテ側の約1億2600万株に対し、会社側に賛成は約6000万株だけで、圧倒的に株主側が勝つことがハッキリしたんです」(関係者)
本紙では、クレア側は以前から自分たちの方が不利と見ており、その際、何か理由を付け流会させるのではないかとの見方、しかも昨日の記事ではセノーテのまさにこの粗品の件を理由にする可能性があると報じていたが、流会と中止との差こそあれ、その見立てがズバリ当たったかたちだ。

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