アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<主張>「検察庁法改正案」阻止のためにも、本紙報道の黒川検事長ワイロ疑惑案件に注目を!

検察官の定年延長を可能にする検察庁法改正案が、今週中にも衆議院を通過する見込みだ。(冒頭写真=「毎日」5月12日)
そんななか、この改正案に反対するツイッターへの投稿が400万件にも達しているという。
というのは、今年1月31日、政府は法解釈を曲げて閣議決定により黒川弘務東京高検検事長の定年を半年延長した。
現状では、検察官は検事総長以外は63歳が定年。したがって黒川氏の場合、誕生日を迎える2月7日で定年になっていたが、これで今現在も東京高検検事長の地位にある。
そして、今回の改正案では、「内閣が定める事由があると認めるときは」1年を超えない範囲で検事長を務められ、さらにこの「事由が引き続きあると認めるときは」期限を延長(最長3年)できるという内容。
つまり、繰り返すが、本来は定年退職していなければならない黒川氏だが、現在も検察ナンバー2の東京高検検事長の地位にあるどころか、この検察庁法改正案が通れば、定年を半年(7月31日)どころか65歳まで延長でき、トップの検事総長にも就けるわけだ。
そして、そもそも政府が法解釈を曲げてまで黒川氏の定年を延長したのは、黒川氏が安倍首相のイエスマンと見られているからで(検察官は首相も逮捕できるが、そのトップから待ったをかけれる)、今回の検察庁法改正は、黒川氏の定年延長を合法化し、さらには検事総長にさせるためではとの疑惑さえある。
つまり、この法改正は、検察官の独立、政治的中立性が脅かされ、三権分立を揺るがす恐れがあると見ているから多くの国民がコロナ禍でデモができないため、ツイッターで声を上げていると見られる。
そこで注目していただきたいのが、その渦中の黒川氏がワイロをもらい、ある刑事事件に介入していたのではないかとの重大疑惑案件が浮上している事実だ。
本紙・山岡はこの件の第一報を2月28日に出し、その証拠の音声録音も3月13日に公開、そして4月15日には、「月刊タイムス」5月号で3P記事で書いたとも報じている。
なお、この記事執筆後、黒川氏に口利きの仲介をしたと思われる松原仁代議士(元国家公安委員長)と黒川氏が、同じ中学のそれも同級生という縁から懇意にしているという重大な事実が判明している。
にも拘わらず、この間、大手マスコミはこの件を黙殺。
そのため、まだ知らない国民が圧倒的多数だと思う。
そこで、今回のツイッターでの盛り上がりを機会に、「月刊タイムズ」5月号の記事全文を無料で見えるようにここに公開。
証拠とする音声記録もここに再掲載したので是非、お聞きいただきたい(*ココをクリックのこと)。
それから、過去の関連記事も以下に時系列順に改めて紹介しておく。

① 2020.2.28
渦中の黒川検事長に関するダーティーな情報ーー暴力団幹部、警察関係、大臣経験代議士なども登場

②2020.3.08
本紙紹介の黒川検事長の重大疑惑ーー「日本タイムズ」が報道。N氏は黒川氏への500万円賄賂を完全否定だが

③2020.3.13
黒川検事長の“賄賂疑惑”音声記録を一部公開

④2020.3.18
黒川検事長の“賄賂疑惑”音声記録(反訳)を完全公開

⑤2020.4.08
定年延長問題の黒川検事長との接点ーーあの「大阪経済倶楽部」元会長が出所していた!

⑥2020.4.10
黒川検事長“賄賂疑惑”と、「最後の総会屋」脅迫事件の共通点

⑦2020.4.15
<記事紹介>「黒川弘務検事長に新たな疑惑ーー傷害事件のもみ消し巡って金銭の授受はあったのか」(筆者=本紙・山岡。『月刊タイムス』5月号)

⑧2020.4.28
<ミニ情報>本紙・山岡の黒川検事長疑惑記事につき、政治評論家・本澤二郎氏がエール!?

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