アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(829)「廣済堂」巡り、麻生家VS中国人仕手筋

 広告、印刷、人材紹介からゴルフ場開発、斎場など手掛ける「廣済堂」(7868。東証1部。東京都港区)の株価が2006年7月以来、約15年ぶりの高値となって来た。約3カ月に渡って高値揉み合いが上放れた格好だ(冒頭写真=株価チャート図)。
2019年1月、廣済堂は米国ファンド「ベインキャピタル」と組んでMBOを発表も、創業家と社外取締役の反対で頓挫。そして旧村上ファンド系の「南青山不動産」が対抗TOBを仕掛けるも失敗。そうこうするうちに麻生太郎副総理の実家である「麻生」(福岡県飯塚市)が19年11月ごろから買い集め出し現在約45億円を投じて20・8%で筆頭株主。しかし、2位には「グローバルワーカー派遣」という中国系がおり12・4%。同社代表取締役は李叶氏で、「ラオックス」(8202。東証2部。東京都港区)の大株主でもある「日本観光免税」(5・8%で第3位)という会社にも関わっている。
日本観光免税はラオックス社長の羅怡文氏が代表取締役だ。さらに、廣済堂の6位株主は「アジアゲートホールディングス」(1783。JQ。東京都港区)で3・3%。このアジアゲートは、「ワンアジア証券」を「アジア開発キャピタル」(9318。東証2部。東京都中央区)と共に支援している。また元「SJI」(現「CAICA」。2315。JQ)の李堅氏も関与してるようだが、彼は松浦大助氏とも親しいと噂されている。

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