アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「清水建設」コロナ死社員の本紙報道に――社員から「会社の保身」との声

 作業現場でクラスターしたにも拘わらず、「清水建設」は何らフォローせず、社員寮で「孤独死」していたと報じたI社員(享年56)に関する本紙の報道は大きな反響を呼んだ。(横写真=「読売」4月28日記事)
そのなかには、清水建設社員を名乗る方からのメールもあった。
本紙の真意は、決して清水建設だけを批判するものではなく、早く新型コロナ感染の有無を検査し、治療していたら助かったかも知れないとの思いから、その事実を伝え、新たなI氏を出さないことに繋がればというものだ。
その上で、この後輩社員の声を伝えることも意味あることだろう。
以下、誰か特定されかねない部分だけ〇〇表記とし、その他はそのまま転載する。
というのも、清水建設は一切詳細を明らかにせず、緘口令を敷いており、特定されると不利益を被る恐れがあるからだ。

会社の社内訃報にも一切亡くなった先輩の名前は出てきません。
自分は〇〇の友人と〇〇関係者から彼の悲報を聞きました。しかし会社では箝口令が敷かれて、一切闇に葬られています。
先輩の死は大変悲しいことです。会社の対応に問題があったのも事実です。しかし本当に大切なことはPCR検査を受ける必要があっても受けられず、孤独なまま亡くなった先輩の死を無駄にしないことだと思います。
清水建設は会社の対応の稚拙さを隠すのではなく、誤りは誤りで素直に認めて、もっと世にどうしたら良かったのか、どうすべきかを伝えるべきです。
自分は先輩のご家族に対しても、会社の対応がどうであったか伝え聞いています。〇〇さんが居なかったら、労災申請さえ? だったのですから。
さらに言えば、現場の閉所の決断すら社長はしてなかったのです!
発注者が止めろといわない限り仕事しろって!
ひどいよ。本当に。
清水建設は本当に変わるべきてす。
自分も〇〇からの〇〇です。
ついこの前まで、〇〇現場の〇〇、加えて〇〇の手伝いまでさせられてました。人の扱いは(清水建設は)ホントに酷いです。
先輩も相模原の現場から箱根の現場。箱根の現場で詰腹切らされて…。箱根の現場から虎ノ門へ(*クラスターしたのはこの現場と思われる=横写真)…。この異動が無かったら…。
〇〇さんに済まんすまんって、亡くなった先輩が姿を現したそうです。
自分も訃報を聞く日の前の晩、先輩の夢を見ました。会社の若い奴等はに釣竿買ってやりたいちゃけど、どうしたらよかっ? て…。熊本弁で、いつもの熱い口調で…。悔しすぎます。

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