アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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あの「♯ケチって火炎瓶」(SNS)の告発者・小山佐市氏が安倍首相らに送った「辞職を求める書」(今年3月)

あの「♯ケチって火炎瓶」の告発者・小山佐市氏が、今年3月、安倍晋三首相並びに昭恵夫人宛てに送った「内閣総理大臣の辞職を求める書」(A4版4枚)なる文書コピーを入手したので、その全文をここに公開する(冒頭写真は1枚目。以降は以下に)。
あの小山氏といってもお忘れ、あるいは新しい読者は本紙しか報じてないのでご存じないと思うので、改めてごく簡単に説明しておく。
18年2月、小山氏は懲役13年の満期で出所。安倍首相の地元・山口県下関市の自宅に、指定暴力団「工藤会」(本部・福岡県)の組長らと共に火炎瓶を投げ込んだ放火未遂事件に問われてのことだ。
表向きの理由は、下関市市長選を巡り、安倍氏の地元秘書との間でトラブルがあったことに端を発する逆恨みの末の犯行とされた。
だが、本紙・山岡が出所した小山氏に取材したところでは、小山氏はその市長選挙で、安倍事務所が推す現職の江島潔氏(現・参議院議院)に強力な対抗馬(古賀元代議士)が出たことから、事務所側からそのライバル候補に対する選挙妨害を依頼されこれを実行。その見返りを約束されたが、これを反故にされたことから、約束実行を促すために行ったと主張している。
山岡は、この主張を裏づける3枚の「念書」なるものも入手し(それによれば、安倍首相自身も選挙妨害後に小山氏と密談。見返りを約束していた)、これを公開。そのさわりにつき、山本太郎参議院議員(当時)が国会で質問してくれたが、安倍首相は一方的な被害者と答えた。
そして、いま、本紙が新たに追及している黒川検事長の賄賂疑惑同様、大手マスコミは無視したが、SNS上では「♯ケチって火炎瓶」名で炎上。今も本紙は、大手マスコミ、野党が追及すれば安倍政権を退陣に追い込めるネタだと思っている。
ただし、この件は小山氏がほどなく協力を拒否した事情も大きかった。もし、小山氏本人が記者会見をしていれば情勢は違っていたと思う。そのため、本紙・山岡は安倍首相側に小山氏は“取り込まれた”と思っていたが、今回の辞任を求める内容を見るとどうやらそうではなかったようだ。
しかも、この文書によれば、小山氏は昨年12月、今年1月にも安倍首相に手紙を出しているが無視されているとなっている。

 小山氏に唯一、取材した本紙からすれば、ここに書かれている内容はその際に聞いた、または入手した書面に書かれていた域を出ていない。
ただし、取材の際にはこれほどまでに小山氏は強調してなかったことがある。
それは、小山氏が提供した保険会社の顧客名簿のお陰もあり、江島氏は再選したという下り。
そして、逆にライバルの古賀代議士が当選していれば、古賀氏は首相を狙えるほどの逸材だったので、現在の首相の地位はおろか代議士の地位も安倍首相は危ぶまれたとの主張は取材時から小山氏はいっていたが、ここでも強調されている。
本紙は小山氏が冤罪とはさすがに思わないが、一貫してそう主張。
そして、この文書の最後では、安倍首相と公の場でどちらの言い分が正しいか明らかにしたいし、野党、マスコミの取材にも応じる意向といっている。
何しろ、いくら昔の話とはいえ、小山氏の言い分が正しければ、現職首相が、自分にとっても将来の強力なライバルになると見て地元の安倍事務所の選挙妨害依頼に同意。反社会勢力にも通じる小山氏に依頼し、しかもその後、見返りの約束を反故にするどころか、冤罪で13年も服役させ口封じしたという話。河井夫婦の選挙違反どころの話ではない。
というわけで、黒川検事長の賄賂疑惑と共に、小山氏の今後の動向も要注目だ。

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