東海地方のマンションの大規模修繕工事を巡り、談合を繰り返していた疑いがあるとして、本日(7月28日)、公正取引委員会は独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で施工会社、設計コンサルタント計28社に立ち入り検査に入った。
このマンション大規模修繕工事談合、すでに関東地方でも同様の疑いで昨年3月、公正取引委員会が立ち入り検査に入り、今年6月11日、施工会社30社超と設計コンサルタント2社につき独占禁止法違反を認定する方針を固めてと大手マスコミでは報じていた。
これだけ聞けば、このマンション大規模修繕工事談合、全国各地で行われていると見られるが、まず関東地方から検査に入り、そちらの件がほぼ終了したところで、新たに東海地方の検査に入ったということだろう。
今回の東海地方の立ち入り検査先には、関東地方の方でも入っていた「長谷工コーポレーション」(1808。東証プライム)の子会社「長谷工リフォーム」(東京都港区)などもあり、先の立ち入り検査のなかで東海地方の方でも同様のことをやっていた材料が見つかって派生しているのかも知れない。
ここまでは大手マスコミの既報道と推測に基づくが、本紙は今回の東海地方での立ち入り検査には大注目している。
なぜなら、その立ち入り検査先に、設計コンサルタント会社「T.D.S」(東京都中央区。横写真は入居ビル)も含まれていたからだ。
というのは、本紙では独自取材の結果、このT.D.Sの元社長・会長、現在は顧問の「岡俊英」氏こそが、この談合を仕切る「ドン」であると見て昨年10月以降、4度に渡り報じていたからだ。
一般の読者は、「談合」と聞けば、施工会社同士だけがやっていることと想像しがちだろう。だが、マンションの大規模修繕工事においては、マンション管理組合が工事を頼むわけだが、その場合、そちらの事情に詳しい設計コンサルに施工会社も紹介してもらうケースが多い。そこで設計コンサルが主導し、施工会社まで指定(選定)することも。その設計コンサルのボスがT.D.Sの岡氏と見られる。
だが、関東地方の立ち入り検査の際、このT.D.Sは検査先に含まれていなかった。ただし、実質T.D.S傘下設計コンサル2社は含まれていたのだが。
そういうわけで、これを機会に、本紙既報の解説記事を以下に紹介しておく。
是非、ご覧いただきたい。
①「マンション大規模修繕工事業界のドン」の正体
(2025.10.31)
②「マンション大規模修繕工事業界のドン」の正体(2)
(2025.11.05)
③「マンション大規模修繕工事業界のドン」の正体(3)
(2025.11.12)
④マンション大規模修繕談合──本紙指摘の「ドン」傘下設計コンサルも独占禁止法違反認定へ
(2026.6.16)
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