アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<連載>福賀中の兜町アンダーワールド(62)「『REVOLUTION』と『クオンタム』」

この連載(60)で、不動産業の「REVOLUTION」(8894。東証スタンダード。東京都千代田区)について、「先週当局が調査との噂が流れた」と記していた
だから、先週、株主優待廃止発表を受け同社株価急落。ヤフー掲示板は大荒れだが、本紙アクセスジャーナルを見ていたら被害は軽減されただろうに。
そして、この連載では先週、証券業協会の検査を取り上げた。これらは繋がっている可能性が高い。
さて、REVOLUTIONは昨年10月23日にあり得ない株主優待(QUOカードPay12万円)を発表。2000株以上保有で4月末、10月末に記載された株主に適用。つまり、10月に購入した株主は株価が下落しても4月権利確定日まで保有し続けるだろう。そして3月11日、突然の中止IR。同日、新藤弘章氏の社長辞任。そして14日に臨時取締役会において第三者委員会を設置するとIR。新藤氏はそれで逃げ切りを図りたいのだろうか?
筆者にREVOLUTIONを中国系仕手筋が買い始めたという情報が入って来たのは昨年9月末~10月初めだった。そして10月末ごろ、「関係者はまだ売っていない。有償増資を検討している」との情報が入って来た。案の定、11月21日に第8回新株予約券、有償ストックオプション発行のIRと来た。また、10月30日には中国筋の一人は20万株買ったという。その後11月中ごろまでは押したら買いを続けたようだ。その後の情報は途絶えていたが、最近の動きについては後述とする。
実はこの一連の動きが、協会検査とも重なる可能性が出て来ているという。

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