証券会社の検査は証券業協会、東証、証券取引等監視委員会(SESC)の3つの当局が検査する。
証券業協会の検査は緩く、東証も緩い。SESCは厳しく、何かしらのおみやげ(摘発)を持って帰る。しかし、どうもこの10数年の検査では3機関が連携している可能性がある。
証券業協会と東証の検査で法令違反や疑わしい取引を見つけるも証券会社側には報告しない。そこで無事検査が終わったと安堵するも、検査内容はSESCに報告され、SESCが処分を下す。連携しているので、協会などの検査は緩いとなめていると後で痛い目に合う。
さて、誇大広告だらけの投資顧問(冒頭写真=アクセスジャーナル本編で報じた典型例の江守哲氏)だが、最近は1銘柄3万円、6万円といった単発募集が増えて来ている。投資家は1銘柄6万円も払うのだから儲かると錯覚する。しかし、現実には3万円も6万円も結果は同じだ、高額で購入しても3分の2は儲からないだろう。営業妨害になるので具体的投資顧問名は伏せるが、現実には儲からないケースが大半だ。また一時、チャートの大御所としてヤフーファイナンスなどに登場していた人物が、過去に借りたお金で投資するも失敗し踏み倒したり、現実にはアドバイス受けた顧客の多くが資産を大きく減らした現実がある。マスコミ、特にヤフーファイナンス、ラジオ日経などに登場する人物は余り信用しない方が良いだろう。三流雑誌は論外だ。
以下、そんな悪徳投資顧問のカラクリ、それにいつもの仕手筋動向を紹介する。