相場全体が悪化したからか、逆に一部仕手系株は堅調な動きとなって来た。
しかし、なかには大幅安となっている銘柄も。「REVOLUTION」(8894。東証スタンダード)は昨年11月21日高値691円から、2月28日は220円まで下落。関係者および事情通の一部は、高値で買った玉を抱えたままだという。
筆者が同銘柄の情報を最初に入手したのは昨年10月10日(終値430円)で、中国仕手筋の買いとのことだった。その後大幅高も、現在は暴落中。そして先週、同銘柄につき当局が調査しているとの噂が流れて来た。安易に当局というと「風説の流布」に問われるため、あくまで噂であることを強調しておく。
多くの場合、証券会社にヒアリングがあり、それで終了するため、不安を煽るつもりはない。しかし、某有名インフルエンサー関係者が抱えているのは間違いないだろう。また、仕手筋といっても含み損を抱えて儲かっていないグループもある。
話は変わり、3月1日の「日経」(冒頭写真)に「仮想通貨教材で賠償義務」という記事が出ていた。ネット上で、簡単に利益を得られると誤解させDVD教材などを販売し、損害を与えたという。判決では「実際には利益を得ることができるものだとは言いがたい」と指摘。これは画期的判決ではなかろうか? これまで商材は売りっぱなしの場合、金融庁の認可は必要なかったため、教材の内容を問われることもなかった。後は自己責任だ。しかし、この判決が教材の質まで問うている点は評価したい。これで二束三文の銘柄に関する有料noteを高額で販売したり、高額セミナー屋が淘汰されることを願う。
なお、金融庁の認可を受けた金融機関や投資顧問はこれに該当しない。認可業者はいわば「自己責任の原則」の免罪符を持っているのと同じだ。
さて、先週は新たな銘柄に復活の動きが出て来た。