アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

<ミニ情報>山口県下関市長選、現職の元安倍首相側近・前田氏が3選

3月16日に投開票があった山口県下関市の市長選は、前田晋太郎氏(48)が3回目の当選を果たした。
ただし、前田氏は現職で、自民党と公明党の推薦を得て、党所属の県・市会議員を総動員しながら、まったくの素人で、言い方は悪いが、泡沫候補とも見られていた蘇丈喜氏(33)が約3分の1の票を得たのだ。投票率は33・4%で過去最低。つまり、有権者のわずか2割程度の支持しか得ていないとの言い方もできる。
前田氏は故・安倍晋三元首相の元秘書、元側近で、地元のライバルだった林芳正官房長官が前回選挙で、安倍氏後継を名乗る吉田真次衆議院議員(安倍昭恵氏が後援会長)を比例区に追いやり、下関市を含めた小選挙区から出馬し当選。林派が山口県の県・市議会とも多数派を占めるなか、今回市長選で対抗馬を立てるとの見方もあった。だが、本紙既報のように、両者の地元利権の関係から野合して今回は擁立を見送ったと見られる。
そのお陰もあり前田氏は3選を果たしたわけで、次回は林派の動向次第、また無関心層の怒りが高まれば、当選は厳しいのではないか。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧