1月26日の「文春オンライン」に、故・高橋治則氏の記事が出ている。サウナで亡くなったのは59歳とまだ若かった。
サウナで亡くなったと分かった時、兜町の連中は大慌てだった。
当時の仕手株は、増資マフィアの「ワシントングループ」河野博晶氏が活躍していたからだ。河野氏と高橋氏は増資マフィア仲間で、同じ仕手筋と言われていた。なので、関連銘柄が急落するのではないかと言われていたのだが、軽微で終わった。なお、当時、筆者は河野氏の側近から「高橋治則が亡くなった。仕手株はもうだめだ!」と電話を受けた。
その増資マフィア大物の河野氏の名前をここ数年聞かなくなかった。河野氏はもう80歳以上と高齢だし、これも時代=やり方が変わったということだろうか?
もっとも、もう少し若い「平成の増資マフィア」であった福村康廣氏(68)が今月の会員制総合誌『FACTA』(2月号)に登場したではないか。業務スーパーのフランチャイズが成功して56億円で「G-7ホールディングス」(7508。東証プライム。神戸市須磨区)に売却が決まったという。そして売却資金のうち30億円を自分の口座に送金し、G-7株を買い占めるように指示。しかし部下のクーデターにより絶体絶命のピンチという内容だ。
福村氏はかつて「東理ホールディングス」(現「エルアイイーエイチ」。5856。東証スタンダード。東京都中央区)の代表をしていたが、法外なコンサル料が特別背任とされ逮捕されるも、その後の裁判で無罪に。無罪判決を受け、兜町の大物歩合外務員が祝福の電話を真っ先に入れたという。それにしても、福村氏が、増資マフィアもどきで昨年亡くなった松尾隆氏とかつてニコイチだったとは驚き。
なお、福村氏の件はアクセスジャーナル本編が詳しい。今回FACTAが報じた刑事事件に問われる可能性についても、先に報じている。
さて、本題に入ろう。 先週は「ReYuu Japan」(旧「日本テレホン」。9425。東証スタンダード。大阪市北区)が5日のうち4回ストップ高を演じた(横写真)。300円スタートから569円のWバーガーだ。
同社は携帯販売代理店から撤退し、中古スマホのリユース事業に業態転換している。