アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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本紙既報の「全日本不動産協会」中村理事長の宅建士証不正取得疑惑――『サンデー毎日』も報道

 本紙が8月16日の第一報に始まり、9月28日の取材申し込み郵便“受け取り拒否”まで4回に渡り報じている、わが国不動産行政にも影響力を持つ、公益社団法人「全日本不動産協会」(東京都千代田区)中村裕昌理事長(右下写真の左端人物)の宅建士証不正取得疑惑だが、ついに昨日発売の『サンデー毎日』(10月15・22合併号。毎日新聞出版)でも2頁で報じている。
「告発スクープ」となっているが、繰り返すが、本紙ではすでに8月16日から報じている。内容はまったく同じといっていい。
ただし、なぜか、サンデー毎日は、「全日本不動産協会」という団体名は出しているが、疑惑の中村理事長(66)の名前はA氏と伏せ、したがって、本紙のように顔写真も出していない。
団体名を出し、「今年6月、理事長に就任したA氏」と述べている以上、名指ししているに等しく、名誉棄損に問われるリスクは名指ししている場合と同じだと思うが……。
そうはいっても、本紙にとっては、やはり全国紙の週刊誌が報じてくれれば、世間もさすがに本紙報道はいい加減ではないし、重大な疑惑と思ってもらえるので、何とも心強いのだが。
 それにしても、中村理事長、『サンデー毎日』記事の小見出しにもなっているように、いつ、宅建士証の更新のための受講をしたのかと直撃取材で問われ、講習を受けたといいながら、いつかは「答えられない」とはどういうことか!?
本紙でも既報のように、受講したとされる日、中村理事長は別の区での研修会に出ていたことはこちらは証明できるから、いえないのだ。
今後、同じく、この疑惑を裏づける別の決定的と言える内部資料を公開するつもりだ。
それにしても、東京都にはすでに疑惑を裏づける報告書が2月13日に渡っているのに、それから半年以上経過した現在も結論を出していないのはどうしたことか? これでは東京都、小池百合子知事との間に癒着、あるいは何か後ろめたいことでもあるのでは、とも勘ぐりたくなる。

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