アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(910)「注目仕手銘柄の年末から年始の動き」

ずいぶん前からのいわくつき銘柄、横浜中心に不動産管理・仲介展開「ASIAN STAR」(左横写真は株価チャート。東証スタンダード。横浜市西区)――ハコモノ企業の代表格で、現在は中国系。
時価総額が減少し続け、本日終値(89円)で約17億1800万円。本来なら上場廃止にすべきとも思うような内容ながら、退場させないのが東証の方針なのだろう。昨年11月、12月、そして年初と荒い値動きをしているが、どうも仕手関係者は長く引っかかっており、ここへ来てブローカーM氏が「上がるから買え!」と吹聴しているとも聞く。しかし、M氏にそんな力はない。しかも、後ろ盾は諸事情ですぐには動けないだろう。瞬間高はあっても、誰も大物も追随者はいないのではないか?
 別筋になるが、賃貸不動産や国内外企業へ投資するマーチャントバンキング事業が柱「マーチャント・バンカーズ」(右横写真。3121。東証スタンダード。東京都港区)は昨年末、瞬間大幅高となったが、兜町の噂ではオーナーから買い指令が出たという。
ただし、本当なのかは分からない。言葉を選ばないとすぐ「風説の流布」とか因縁つける人が増えて来ているので、言葉選びには注意している。
もっとも、アクセスジャーナル本編で報じている、海外匿名ファンド「White Knight Investment Limited」(ホワイト ナイト インベストメント リミテッド)引受けの別の上場企業の新株予約権の一部を、怪しい公認会計士・能勢元氏の相棒といってもいい広末哲也氏が仲介するかたちでマーチャントが引き受けたのは間違いないだろう。こうした手合いと関係している限り、いろんな噂が出るのは避けられないだろう。

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